【地熱のまち・八幡平】2022年11月21日

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 日本は世界屈指の火山国であり、世界第3位の地熱資源量を誇っています。古くから地熱による蒸気や熱水、温水が活用されてきました。例えば温泉や湯治、地熱蒸気を使った農業や染色なども行われています。
 八幡平市には1966年に完成した日本初の商用地熱発電所があり、地下から噴出する200度を超える高温高圧の熱水を汲み上げ、その蒸気で発電を行っています。その蒸気の一部が八幡平温泉郷で「マグマの湯」として温泉利用されています。
 ハチクラwebで紹介している地熱染色研究所の「八幡平地熱蒸気染色」、ジオファーム八幡平の「八幡平マッシュルーム」も地熱を活用したもの。
 八幡平地熱蒸気染色は松川の地熱蒸気を利用した世界でただひとつの染色で、奥行きのある独特のグラデーションが特徴。オンリーワンの技法であり、模様や色彩が同じものがふたつとありません。八幡平の四季を感じさせるハンカチやスカーフ、食卓に彩りを与えるランチマットのほか、ペンケースやネックストラップなどビジネスシーンで利用できるものも。
 また、ジオファーム八幡平では温泉地熱を活用して八幡平マッシュルームのほか、馬ふん堆肥も生産。馬ふん堆肥は八幡平市近郊の農家でも使用されているという。そして、マッシュルームは、馬ふん堆肥と藁がベースとなる培地で菌を育てる伝統的栽培方法で生産しています。
 松川地熱発電所のほか、2019年には松尾八幡平地熱発電所の運転が開始され、新たに安比地熱発電所の工事もスタート。八幡平市は、地熱を活用した地域活性化に貢献しているまちとし て、JOGMEC(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)の地熱モデル地区に指定されています。
地熱染色研究所
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ジオファーム八幡平
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