暮らしを豊かにする 八幡平のクラフト2025年01月04日
いま日本のクラフト、作家や職人によってつくられた手仕事の実用品に海外からの観光客のみならず、若い人の間でも注目されています。
職人の手によって一つひとつ丁寧につくられているため、工業製品にはない個性や温かみがあり、使うたびに手づくりの良さ、魅力が感じられます。
八幡平市に古くから伝わるものに「安比塗」があります。かつて安比川流域では、漆器づくりが盛んでした。安比川上流域の森から伐採した木で木地をつくり、その下流にある荒沢地区で漆が施され、「荒沢漆器」として販売。かつて、民藝の提唱者・柳宗悦も訪れ、「工藝 第百八号」（1942年刊）などで「荒屋新町の漆器」として紹介し、期待を寄せた漆器でもありました。
昭和に入り、プラスチック食器の台頭で一時衰退しましたが、1983年（昭和58）に「安代町漆器センター（現・安代漆工技術研究センター）」が設立され、職人が育成されました。これを基盤として再興した漆器が安比塗です。
時代の流行に左右されないデザイン、使うほどに艶が増していくのが特徴。漆器生産から受注生産のほか、アフターケアも行う「安比塗漆器工房」では、汁碗から皿、重箱、箸、スプーン＆フォークなどをさまざま取り揃えています。
木工品では、「平岡クラフト工房」が日々の暮らしに欠かせないスプーンやフォーク、調理用へらなどを製作しています。イタヤカエデやヤマザクラなどの国産木材を材料とし、１本ずつ手づくり。
つくり手の平岡正弘さんは、調理用へらならば、フライパンや鍋の底にしっかりフィットするように形状や厚み、柄の長さにもこだわっています。さらに、木製カトラリーはフォルムのみならず、口の中に入れたときの感覚までも大切にしています。
使い手のことを考えたカトラリーは、全国に愛好家がいるほか、プレゼントにも好まれています。
そして、平舘に工房を構える髙村まりさんの「tamari窯」の愛好家も増えています。
作品のコンセプトは、「生活に寄り添う普段使いのもの」。優しい色合いの二重がけの釉、シンプルでいて温かみのある鎬（しのぎ）が特徴で、日々の食卓で使用できる茶碗や皿、マグカップなどがつくられています。
八幡平市内のカフェや宿泊施設でも使われているので、見かけたことがある人もいるかもしれません。
ハンドメイド革製品では、「4358 aging & anti-aging」。
革製品の大きな魅力は「革を育てる」という表現もされる「経年変化」です。4358 aging & anti-agingの革製品はその楽しみも堪能できるもの。ウオレットやネームホルダー、アウトドア用品のレザーアイテムなどの革小物をメインにしつつ、オーダーメイドも受注しています。特に人気が高いのは「樹皮編みカゴの持ち手カスタム」とか。
2024年12月29日に紹介した「八幡平地熱蒸気染色」も、安比塗と同じく自然の恵みを生かしたクラフト。松川の地熱蒸気を利用した世界でただひとつの染色で、八幡平の四季を表現したようなグラテーションが魅力です。ランチマットも販売されているので、安比塗やtamari窯の器と合わせて、食卓に彩りを加えるものおすすめです。
手仕事のものは、日々、使い込むうち手に馴染み、やがてなくてはならないものとなっていきます。八幡平の手仕事のものたちで豊かな暮らしを送ってみませんか。
■安比塗
https://hachimantai.shop/makers/appiurushistudio/
■平岡クラフト工房
https://hachimantai.shop/makers/hiraoka-craft/
■tamari窯
https://hachimantai.shop/makers/tamarigama/
■4358 aging & anti-aging
https://hachimantai.shop/makers/leathercraft-4358aging-anti-aging/
■地熱染色研究所「八幡平地熱蒸気染色」
https://hachimantai.shop/makers/hachimantai-chinetsuzome/
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八幡平の食や作り手の想い、暮らしを届けるサイト
ハチクラweb https://hachimantai.shop/
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職人の手によって一つひとつ丁寧につくられているため、工業製品にはない個性や温かみがあり、使うたびに手づくりの良さ、魅力が感じられます。
八幡平市に古くから伝わるものに「安比塗」があります。かつて安比川流域では、漆器づくりが盛んでした。安比川上流域の森から伐採した木で木地をつくり、その下流にある荒沢地区で漆が施され、「荒沢漆器」として販売。かつて、民藝の提唱者・柳宗悦も訪れ、「工藝 第百八号」（1942年刊）などで「荒屋新町の漆器」として紹介し、期待を寄せた漆器でもありました。
昭和に入り、プラスチック食器の台頭で一時衰退しましたが、1983年（昭和58）に「安代町漆器センター（現・安代漆工技術研究センター）」が設立され、職人が育成されました。これを基盤として再興した漆器が安比塗です。
時代の流行に左右されないデザイン、使うほどに艶が増していくのが特徴。漆器生産から受注生産のほか、アフターケアも行う「安比塗漆器工房」では、汁碗から皿、重箱、箸、スプーン＆フォークなどをさまざま取り揃えています。
木工品では、「平岡クラフト工房」が日々の暮らしに欠かせないスプーンやフォーク、調理用へらなどを製作しています。イタヤカエデやヤマザクラなどの国産木材を材料とし、１本ずつ手づくり。
つくり手の平岡正弘さんは、調理用へらならば、フライパンや鍋の底にしっかりフィットするように形状や厚み、柄の長さにもこだわっています。さらに、木製カトラリーはフォルムのみならず、口の中に入れたときの感覚までも大切にしています。
使い手のことを考えたカトラリーは、全国に愛好家がいるほか、プレゼントにも好まれています。
そして、平舘に工房を構える髙村まりさんの「tamari窯」の愛好家も増えています。
作品のコンセプトは、「生活に寄り添う普段使いのもの」。優しい色合いの二重がけの釉、シンプルでいて温かみのある鎬（しのぎ）が特徴で、日々の食卓で使用できる茶碗や皿、マグカップなどがつくられています。
八幡平市内のカフェや宿泊施設でも使われているので、見かけたことがある人もいるかもしれません。
ハンドメイド革製品では、「4358 aging & anti-aging」。
革製品の大きな魅力は「革を育てる」という表現もされる「経年変化」です。4358 aging & anti-agingの革製品はその楽しみも堪能できるもの。ウオレットやネームホルダー、アウトドア用品のレザーアイテムなどの革小物をメインにしつつ、オーダーメイドも受注しています。特に人気が高いのは「樹皮編みカゴの持ち手カスタム」とか。
2024年12月29日に紹介した「八幡平地熱蒸気染色」も、安比塗と同じく自然の恵みを生かしたクラフト。松川の地熱蒸気を利用した世界でただひとつの染色で、八幡平の四季を表現したようなグラテーションが魅力です。ランチマットも販売されているので、安比塗やtamari窯の器と合わせて、食卓に彩りを加えるものおすすめです。
手仕事のものは、日々、使い込むうち手に馴染み、やがてなくてはならないものとなっていきます。八幡平の手仕事のものたちで豊かな暮らしを送ってみませんか。
■安比塗
https://hachimantai.shop/makers/appiurushistudio/
■平岡クラフト工房
https://hachimantai.shop/makers/hiraoka-craft/
■tamari窯
https://hachimantai.shop/makers/tamarigama/
■4358 aging & anti-aging
https://hachimantai.shop/makers/leathercraft-4358aging-anti-aging/
■地熱染色研究所「八幡平地熱蒸気染色」
https://hachimantai.shop/makers/hachimantai-chinetsuzome/
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