地熱、温泉、水力 自然エネルギーのまち・八幡平2024年12月29日

地熱、温泉、水力 自然エネルギーのまち・八幡平の商品写真1
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太陽光、地熱、水力、風力、バイオマスなどの自然エネルギーは、脱炭素社会の実現に向けて注目されています。
 
地熱のまち・八幡平市は、国内のパイオニア的な存在。1966年に完成した日本最初の商用地熱発電所「松川地熱発電所」があり、地下から噴出する200度を超える高温高圧の熱水を汲み上げ、その蒸気で発電を行っています。
さらに2019年には「松尾八幡平地熱発電所」が新設され、発電した電力は特定卸供給先のアーバンエナジーを通して、八幡平市が市内の施設で利用する電気として購入し、電力の地産地消を実現しました。
 
地熱資源は地熱発電だけでなく、さまざまな形で活用されています。
八幡平市では、古くから地熱による蒸気や熱水、温水が活用されてきました。例えば温泉や湯治、地熱蒸気を使った農業や染色、暖房なども行われています。
 
秘湯として有名な「松川温泉」では、館内の暖房に温泉熱を活用。「八幡平温泉郷」では、松川地熱発電所の蒸気を温泉「マグマの湯」として利用しています。
 
〝地熱アート〟として活用しているのが、地熱染色研究所の「八幡平地熱蒸気染色」。松川の地熱蒸気を利用した世界でただひとつの染色で、奥行きのある独特のグラデーションが特徴。オンリーワンの技法であり、模様や色彩が同じものがふたつとありません。八幡平の四季を感じさせるハンカチやスカーフ、ネクタイ、食卓に彩りを与えるランチマットなどが作られています。地熱染体験も行っているので、ホームページやSNS等でご確認を。
 
地熱資源を活用した農業も積極的に行われています。
「ジオファーム八幡平」では引退した競走馬を放牧し、地熱を利用して馬ふん堆肥を作っています。さらにその馬ふん堆肥と藁がベースとなる培地を使った伝統的な手法で「八幡平マッシュルーム」を栽培。収穫を終えたマッシュルームの菌床も地熱で堆肥化し牧草の肥料にし、その牧草を引退馬が食べるという、循環型農業に取り組んでいます。
「ハチクラ」31号では、「八幡平マッシュルームのサラダ」のレシピを紹介しています。生食できる八幡平マッシュルームならではのレシピ。しかも10分もかからない時短レシピなので、お試しを。
 
そのほか、地熱資源とloTを活用して栽培する「八幡平バジル」もあり、SDGsの観点からも注目されています。
 
水力発電も行われています。
何ヶ所か水力発電所はありますが、夏の涼スポットとしてもおすすめなのが「明治百年記念公園小水力発電所」。農業用水・松川温水路から導水路を引いて発電を行っています。目印ともなっている大きな水車は、下掛け水車に最新技術を加えたもの。毎分4.5回転、発電機を毎分1,000回転させて発電を行っています(冬期間は凍結のため運転休止)。
 
■地熱染色研究所
https://hachimantai.shop/makers/hachimantai-chinetsuzome/
 
■ジオファーム八幡平
https://hachimantai.shop/makers/geofarm-hachimantai/
 
■ハチクラ31「寺田から浅沢へ 鹿角街道をゆく」
https://www.shokokai.com/hachimantai/topguide/hachikura/file/hachicula_vol31.pdf
 
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八幡平の食や作り手の想い、暮らしを届けるサイト
ハチクラweb https://hachimantai.shop/
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