大寒が過ぎ、八幡平市は本格的な冬を迎えています。
　この前までは、雪はまだかな？　早くスキー場に行きたいと思っていたのが、春スキーや早春の冷たい風の中に早咲きの花の気配が待ち遠しくなってくるのが不思議です。
　これは、私たちの暮らしの中に自然が密接に関わっているからかもしれません。
 
　八幡平の春は里から山へと向かって進みます。
　さまざまな春風景があるなかで、全国的に知られているのが、八幡平アスピーテラインの「雪の回廊」。
　雪の回廊が見られるのは、４月中旬から５月上旬の一時期だけ。八幡平アスピーテラインの両側に高い雪の壁が続き、この中をドライブするのは、非日常的で楽しいものです。
　その年の気候にもよりますが、麓では桜が咲き誇り、冬の終わりと春の始まりを体験できることも。
 
　岩手県県民の森、桜松神社など、桜の名所が多々ありますが、一度は見ておきたいのが一本桜でしょう。
　八幡平市内で有名なのが「上坊の一本桜」と「為内の一本桜」。どちらも凛とした美しさがあり、満開時には多くのカメラマンでにぎわいます。
　そのほか、横間の水芭蕉、雪解けの八幡沼やドラゴンアイなど、短い時期にしか見られない風景もあります。
 
　春まだ遠しですが、いまから八幡平の春風景に心馳せてみてはいかがでしょう。
 
※上坊の一本桜と為内の一本桜、横間の水芭蕉の周辺には、駐車場がありません。通行の妨げにならないようにご注意ください。
　
※写真１枚目／雪解けの八幡沼
　写真２枚目／雪の回廊
　写真３枚目／横間の水芭蕉
　写真４枚目／上坊の一本桜
　写真５枚目／為内の一本桜
　写真６枚目／岩手県県民の森
 
 
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