【八幡平の自然(1)】 松川地熱発電所2022年01月11日

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【八幡平の自然(1)】
松川地熱発電所
日本の地熱発電の歩みは、1967年(昭和41)10月8日、松川地熱発電所が商業運転を開始したことに始まります。
そもそもは、1952年(昭和27)旧松尾村が温泉開発のためにボーリングしたところ、蒸気が噴出したことがきっかけとか。この蒸気に着目し、約10年の調査・建設を経て稼働に至りました。
発電方法はドライスチーム方式。松川は世界でも珍しい蒸気卓越型の地熱貯留層を形成しており、地熱生産井から噴出した天然の乾いた蒸気でタービンを回しています。この方法で発電しているのは、日本では松川地熱発電所だけです。
松川地熱発電所の蒸気は、松川温泉の温泉宿の暖房に使われています。また、タービンを回したあとの冷却水に蒸気を導入した温泉(単純硫黄泉)が八幡平温泉郷まで引湯され、「マグマの湯」として温泉宿に提供されています。
地熱発電は国内で自給できる再生可能なエネルギーであり、脱炭素社会の実現を目指すなかで注目されています。発電所に隣接する「松川地熱館」では、その地熱発電の仕組みや歴史を学ぶことができます(冬季休館)。
地熱の力を活用しているのは地熱発電や温泉だけではありません。松川温泉の地熱蒸気を使って染め上げる八幡平地熱蒸気染色のほか、温泉バジルや八幡平マッシュルームの栽培にも地熱の力が使われています。
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