【八幡平の暮らし(1)】 松尾鉱山2022年01月06日

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【八幡平の暮らし(1)】
松尾鉱山
八幡平市柏台から八幡平アスピーテラインを登っていくと、左手にコンクリートの建物が見えてきます。これが松尾鉱山のアパート群跡地です。
松尾鉱山は、明治初期に発見され、1914年(大正3)に本格稼働し、一時は硫黄の国内総生産量の約3割を占め、「東洋一の硫黄鉱山」と呼ばれました。
鉱山がある標高約900メートルから麓の屋敷台(現在の柏台)まで索道を通し、東八幡平駅から大更駅まで松尾鉱業鉄道が敷かれていました。
鉱山には従業員と家族1万5000人余りが暮らし、そこで生活ができるようにと、住宅のほか、売店、学校、病院、郵便局、銀行、映画館などを設置。鉄筋コンクリート造の集合住宅には、当時では最先端だったセントラルヒーティングや水洗トイレが備えられ、快適な暮らしができたため、「雲上の楽園」と呼ばれるほどでした。
松尾鉱山の歴史を学べるのが「八幡平市松尾鉱山資料館」。外には松尾鉱業鉄道の車輌も展示されています。
閉山後、松尾鉱山から流出する大量の酸性の抗廃水を処理するための中和処理施設が建設されました。いまも24時間365日休むことなく、バクテリア酸化・炭酸カルシウム中和方式で中和処理を実施。これにより赤川と北上川の水質と自然が守られています。
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